遺品整理とは

故人の遺品を分類整理する

遺品整理は、様々な環境において多様な物品を整理・処分しますので、統一した遺品整理の料金はなく、業者によって料金が違ってきます。

個人の遺品を分類整理する

個人の遺品を分類整理する

故人が亡くなられると、思い出深い品々をどのように整理・処分したらよいのか、ご遺族にとってお悩みになられることでしょう。ご自宅であれば、心が落ち着かれたら、少しずつ整理・処分されることもできますが、賃貸住宅などですぐに退去しなければならない場合もあります。ご自分で整理されるにしろ、専門の遺品整理業者に依頼されるにしろ、遺品を分類整理することが大切です。
表的な分類は、(1)現金、カード類、通帳、有価証券、不動産の契約書、実印、貴金属類などの直接的な財産になる品 (2)保険証、免許証、日記や手帳、趣味の道具などの故人の公的証書や思い出の品 (3)布団や洋服などの衣類品 (4)自動車、家具や家電製品など (5)食品など (6)ゴミ類――などに区分されます。
これらの分類の品々から
(1) 保管あるいは利用していくもの
(2) 売却するもの
(3) 廃棄処分するもの
を決めていきます。ただ売却する場合には「古物商」の資格がある業者、そして廃棄処分するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可を受けた業者に依頼することになります。
近年では、遺族が多忙であることや、故人と離れて暮らしておられること、遺品が大量であることなどから専門の遺品整理業者への依頼が増えています。

全ての整理・清掃作業を一括で

全ての整理・清掃作業を一括で

ご遺族が自身で故人の遺品を整理する場合は、費用は殆どかかりません。しかし不用品の廃棄処分や清掃・クリーニングをしなければならない場合には、それぞれの回収業者や清掃業者などに依頼していくことになり、結構手間暇がかかってしまいます。また、賃貸ですぐに整理処分をしなければいけない場合には、なかなか個人では対応しきれません。
こうした煩わしい作業を一括して行うのが遺品整理業者です。ご遺族の中には、思い出のこもった遺品を単なるモノとして、整理・処分されるのではないかと懸念を持っておられる方もおられます。
しかし最近では、ほとんどの専門業者は、遺族のお気持ちを優先した対応に心掛けており、ご供養してから処分したり、どのような遺品でも勝手に判断して処分するような業者は見受けられなくなりました。かつては、「便利屋」とか「何でも屋」といわれる業者がこうした業務を担っていましたが、法令違反や整理のシステムが整備されておらず、いろいろ問題があったようです。
こうした状況から、遺品整理に関する知識・技能、高いモラルをもった人材を育成するため「遺品整理士」という資格制度が設立されています。

遺言状に沿った遺品整理

遺言状に沿った遺品整理

遺品整理を行う場合、一般的にはご遺族が故人を思い出しながら、生前の故人の趣味や考え方などにそって整理・処分を行っていくことになりますが、故人が遺品に関する何らかの遺言書を残しておられる場合には、その意向に従って整理していくことになります。これは遺品整理業者に依頼する時も同様です。
遺言書は、当然のことですが、勝手に開封はできません。封印されている遺言書は家庭裁判所で、相続人の立会の元で開封しなければいけないことになっています。勝手に開封すると、5万円以下の罰金が課せられますし、万一、破棄したり改変したりした場合には、相続欠格者となって、遺品の相続ができなくなります。遺品は遺言書に従って、形見分けしたり整理したりすることになります。